これを書いているのは、2022年3月30日。ついに明日、INFIY∞(インフィ)が解散します。最後のライブ、最後のブログ、最後のSR、最後のツイキャス……、そんなたくさんの「最後」に触れながら、徐々に解散の実感がわいてくる今日この頃です。
本当は前回の記事を、解散前の最後の記事にするつもりでしたが、もう少しだけ書かせてください。
しんみりはさせません。INFIY∞はいつも言ってくれました。「いつだって傍にいる、どんなときも笑ってほしいから」と。だから最後まで、笑顔で締めたいと思います。
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先日、コロナから復活して、最初のライブに行ってきました。たくさんのグループが登場する対バンライブです。もちろんそこにINFIY∞の姿はありません。
会場に到着し、ステージを目の当たりにした瞬間、「ああ、もうINFIY∞を見ることはないんだな」と、急に切なさが襲ってきました。
自分にとって、INFIY∞はすべてのはじまりです。INFIY∞がいたから、ライブに行こうと思えました。INFIY∞を通して、アイドルの可能性に触れました。いま、アイドルを楽しめているのはINFIY∞がいたからです。
対バンライブの予定も、今まで迷うことはほとんどありませんでした。INFIY∞を中心に考えればよかったからです。でもこれからは、INFIY∞という軸がなくなります。いま、とてもふわふわしています。INFIY∞がいないだけで、糸の切れた凧のようになってしまいました。
なら、また軸を決めればいい。そう思う反面、軸を決めるのに躊躇している自分もいます。
おもえば、グループの解散を経験するのは、はじめてです。グループ自体がなくなる。そのことが、こんなにも寂しいものだと、痛いほどに知りました。
誰かが継ぐのではない。グループの歴史がそこで完全に終わってしまう。言葉だけでどこまで伝わるかはわかりませんが、暗闇に放り込まれた感じです。自分でも、ここまでの衝撃を受けることに驚きました。
こんな寂しさを味わいぐらいなら、広く浅く楽しんだほうがいいのではないか。思いを寄せれば寄せるほど、解散や卒業のショックは大きくなります。
もちろん、この先どうなるかわかりません。INFIY∞のように、一心不乱になれるグループやメンバーが出てくるかもしれません。でもいまは、一歩を踏み出せず、「これ以上好きにならないようにしよう」と、変なストッパーがかかってしまいます。
要は、それだけINFIY∞解散によって与えられた傷は深いのです。
きっと、INFIY∞にもたらされた傷は消えることはありません。ふとしたときに疼き続けます。ただそれが嬉しくも思います。この傷の深さは、それだけ心をえぐってくれたことの、なによりの証拠ですから。
そう、INFIY∞は心をえぐるグループでした。きっとINFIY∞に触れた方なら、その意味がわかると思います。あなたの心にも、だれの心にも、その傷は残ります。そしてその傷が教えてくれるのは、まぎれもない、幸せな記憶。
この傷は勲章です。INFIY∞に出会えた幸運を示す大事な傷。その傷に触れるたび、INFIY∞のことを思い出します。
「ありがとう」の気持ちとともに、この先もずっと。
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さて、そろそろ締めましょうか。たくさん書いてきたので、これで最後かと思うと名残り惜しいですね。でも終わりにしないと。もうメンバーは前に進もうとしているのですから。
では、本当に最後です。
皆さんにお礼をさせてください。
まずファンの方々へ。
INFIY∞にまっすぐな皆さまに、いつも感動していました。INFIY∞に出会う前のわたしは、周りをごちゃごちゃ意識して、「応援する」意味を見失っていました。でもまっすぐでいいんですよね。まっすぐに応援する。そんなまっすぐな方々がいたからこそ、INFIY∞は『僕たちの景色』に辿り着けたのだと思います。
自分が言うのもおかしいですが……。
最高の景色をありがとうございました。
あと、名指しですみません、はるまきさん。はるまきさんのDMがなければ、自分はINFIY∞を知らないままでした。あのとき紹介してくださって、本当にありがとうございます。あの瞬間から、幸せな日々がはじまりました。
最高の時間をありがとうございました。
スタッフさんへ。
まさかスタッフさんや振り付けの先生とお話できるとは思っていませんでした。相手してくださってありがとうございます。INFIY∞の現場はいつも安心感があり、ほっとするような居心地の良さがありました。いつまでもいたくなる現場は、スタッフさんたちの力だと思います。
最高の空間をありがとうございました。
そしてメンバーへ……。
ライブに行けなくておろおろしていた自分が、今では毎週のようにどこかに行ってます。
後方の隅っこで壊れたロボットのように揺れていた自分が、ペンライトを振ってます。
目線が合っても恥ずかしくて逸らしていた自分が、しっかり手を振り返しています。
特典会で同じことしか言えなかった自分が、相手に合わせて会話できています。
全部、INFIY∞のおかげです。INFIY∞のおかげで、いま、とても楽しいです。人生を変える出会い。本当にそんな出会いでした。皆さんのパフォーマンスがひとりの人生を変えた。それをぜひ誇りに思ってください。
本当はヲタクとして成長した姿を見てほしかったですが……。
いや、暗い雰囲気はなしにしましょう!
『いつだって傍にいる、どんなときも笑ってほしいから』
そう、解散したって、皆さんの残した足跡が僕たちを励ましてくれます。でもそれは、ファンも同じ気持ちのはずです。メンバーそれぞれが別々の道に歩んだとしても、心はいつだって傍にいます。どんなときも笑ってほしい。そう願っています。
未来に不安や心配はあると思います。
でもだいじょうぶです。
だってINFIY∞ですよ?
これまで歩んできた記憶には、未来を照らす勇気があります。だからだいじょうぶ。きっとだいじょうぶ。絶対だいじょうぶです!
それが最後に贈る言葉です。
最高の記憶をありがとうございました。
本当に楽しかった。
本当に幸せでした。
LILIAさん、MOKAさん、MEGさん、AMIさん、KAEDEさん。
皆さんの未来に、
あふれるほどの幸せが訪れますように!
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