2022年1月30日、白金高輪SELENE b2で開催された「ルルネージュワンマンライブ『この冬、君は何を見る』」に行ってきました。
ライブ後、ヒカルさんの影響や、「あやふやロマンティック」のキャッチ―な歌詞とメロディで、ルルネージュが大いにバズりました。このブログでも、ルルネージュの紹介ページのアクセスがぐっと伸びています。
あの日のわたしは、ルルネージュという名前しか知りませんでした。メンバーも楽曲もほとんどわからない。一度対バンライブで見たことがあるだけです。
その状態で挑んだワンマンライブ。そこで何を見たのか。いま改めて振り返りました。
この冬、君は何を見る?
この冬、僕が見たのは――
「まだ見ぬ世界」
まず、このライブに参加した理由ですが、twitterのフォロワーさんにお誘いいただいたからです。
宇宙のように広大なアイドル業界。自分の見ている世界はちっぽけなものです。もちろん、好きなグループや好きなメンバーだけを追いかけるのも楽しさのひとつ。でもわたしは、根っからのDD気質ですから、「まだ見ぬ世界」をたくさん知りたい欲にかられています。そこにきてのお誘い、断る手はありませんでした。
ルルネージュの事前知識としてあったのは、センターである清水梨紗さんのことだけ。梨紗さんは、国民的美少女に選ばれてもおかしくないぐらいの逸材だと思っていました。とにかく細いし、とにかく綺麗だし、とにかくかわいい。
そんな梨紗さんを間近で見てみたい。それも動機のひとつでした。
それ以上の情報を調べるのはやめました。まっさらな状態でワンマンライブに参加する。その「はじめて」を体感してみたかったからです。
そして当日。
会場の白金高輪SELENE b2は、はじめての会場です。駅から遠いのが難点ですが、会場自体は広くて、とても居心地の良い空間でした。
お誘いいただいた方にご挨拶をして、自分の定位置である後方に陣取りました。徐々に会場が埋まってきます。ここにいる人はすべてルルネージュのファン。ド新規どころか、誘われただけの自分がいてもいいのか。ライブ前、急にそんな不安に襲われました。あいかわらずの考え過ぎマンです。
でも、その後ろ向きの感情は、ライブがはじまった瞬間に消し飛びました。
ルルネージュのイメージカラーである真っ白な衣装に身を包んだ5人を見て、一瞬で恋に落ちる音がしました。
「あやふやロマンティック」
ルルネージュの名前には、「ルル」はドイツ語で「真珠」、「ネージュ」はフランス語で「雪」という意味があるそうです。
その言葉通りでした。キラキラとした輝きで自己を主張しながらも、いつか消えてしまいそうな儚い雰囲気がある。そんな白い結晶が、ステージという世界を彩りました。
ライブを見ながら、ずっとこの世界に浸っていたいと思いました。いまこれを書きながらも、またあの世界に戻りたいと思っています。すばらしいライブに言葉はいりません。なにも知らなくても、はじめて見たとしても、「ルルネージュの世界」は、誰の心にも幸福の音を響かせてくれます。
ステージにいたのは、恋人でもない、友達でもない、クラスメイトでもない、カップルでもない、親友でもない、アイドルです。目線、仕草、言葉ひとつでファンを幸せにするアイドルがそこにいました。
アイドルの世界は移り変わりが激しいです。ルルネージュも例外ではなく、卒業・加入を繰り返してきました。先日、時田紗凪さんが卒業し、近々、新メンバーの発表もありそうです。
ルルネージュは変化していく。でも変化しないものもある。それは、ルルネージュの世界。ルルネージュの作り出す世界は、まるで一面の雪景色。いつか溶けてしまうとしても、いま目の前に広がる景色は、いまだけのもの。
ライブは、その場で終わるわけではありません。たとえ形に残らないとしても、そこで見たもの、聞いたもの、知ったもの、そのすべてが、心に刻まれます。
ルルネージュのワンマンライブは、多くの心に、「現在(いま)」のルルネージュを刻みました。そのすばらしい景色は、これからも続いていきます。そう確信できる、すばらしいライブでした。
「花のかわりに贈るメッセージ」
と、そんな大満足なライブでしたが、ひとつすごく後悔していることがありまして……。
それは、「世界の池ちゃん」こと池田杏菜さんを認識していなかったことです!!
池田さんのことは、tiktokで何度も見たことがありました。でも、その池田さんがルルネージュのメンバーだと知ったのは、なんとライブ後なのです。
自己紹介パートで急に歌いだしたメンバーがいて、「すげーやつがいるぜ……」と震えたのですが、それが池田さんでした。これは衝撃の事実です。まさかtiktokの有名人が目の前にいたとは。もっと凝視しておけばよかったと、心から後悔しています。
やっぱり多少の下調べは必要ですね。もし池田さんがメンバーだと知っていたら、後ろの予定をキャンセルしても、特典会に並んだと思います。池田さんのお体……もとい、お顔がとても好きなのです。だったらちゃんと調べておけよばーろー!
できるだけ早く、花のかわりに贈るメッセージをもって、池田さんだけでなく、メンバー全員にご挨拶にいきたいと思います。
とか言ってるうちに2ヶ月も経ってしまいましたが……。
機会は待つものではない、作るものだ!
「この冬、君は何を見る?」
さて、最後に運営さんからの問いかけに答えなくては、記事を終わりにできません。
「この冬、君は何を見る?」
いったい何を見たのか。いろいろ考えました。感動、衝撃、希望、可能性、はじまり……。どうもしっくりきません。そんな一言では、とても表現できないからです。
公式twitterでは、「この冬、僕は奇跡を見た」と書いていました。奇跡。確かにそれもあります。でも、公式で使われている言葉をそのまま使いたくありません。
考えました。考えて、ようやく答えが出ました。答えは、目の前にありました。
希望の幕開けを、奇跡の瞬間を、未来の可能性を、すべてをひとつにできる言葉。
そう――
この冬、君は何を見る?
この冬、僕は――
ルルネージュを見た。
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