2023年2月17日にSHIBUYA DAIAで開催された『スポポポポニー星奈杏海生誕祭』に行ってきました。
杏海(きょうか)さんらしい――元気いっぱい、笑顔いっぱい、幸せいっぱいのライブでした。
この記事を通して、その幸せを伝えたいと思います。
杏海さん……最高でしたよ!
カーテンばしばし事件
杏海さんとの思い出を振り返ったとき、真っ先に思い浮かぶのが「カーテンばしばし事件」です。
まだスポニーをそこまで知らなかった頃、秋葉原のまぜる~むで杏海さんとはじめてお話をしました。
当時のわたしは、見たライブはすべてレポートとして残していました。スポニーも書いたことがあり、名刺代わりにそれを見せると杏海さんは、
「あなたマメね~!」
とこちらがびっくりするぐらいの大きな反応。初対面とは思えないほどのフレンドリーさです。
人見知り(本当ですよ?)な自分としてはそのグイグイが心地よく、もっと杏海さんのことを知りたくなりました。おもえばこの時点で杏海さんにハマっていたのかもしれません。
アイドルが一番輝く場所はライブです。だから早急にライブを見て、そのあと特典会で改めて挨拶しよう。そう思いました。仲良くなる第一歩はそこからです。
そして数日後。
特典会で杏海さんと初体面。そこで事件が起きます。
杏海さんは最初、わたしのことがわからないようでした。「どこかであったような……」。そんな顔です。そこで、「先日まぜる~むで」と伝えると……
「あああああああああ!!覚えてる!!!!!」
ビニールカーテンをばんばん!ばんばん!
破ける!!破けますって杏海さん!!
いろいろなメンバーと特典会で話をしていますが、ビニールカーテンをここまで叩いたアイドルは杏海さんぐらいです。もしカーテンがなかったら体当たりされたかもしれません。もしそうなったら受け止めきれずに数メートルはぶっ飛ばされていたことでしょう。それほどの勢いを感じました。
しかもこのエピソード、まったく盛ってないんですよ。杏海さんはそういう方なんです。とにかくエネルギーに溢れている。パワフル杏海です。どんなに元気がなくても、杏海さんと接すればたちまち元気になる。そんな本当に太陽のような人です。
その杏海さんの生誕祭。
選択肢はひとつしかありません。
生誕衣装と生誕ドレス
まだ日程が発表されていない頃、杏海さんと生誕祭について話したことがあります。そこにはいつもと違う、ちょっとだけ弱気な杏海さんがいました。
「きてくれるか不安」。そういった言葉もありました。杏海さんらしくないと言えばそれまででです。でも杏海さんだって、いつも100%元気なわけではありません。ときどきふっと真剣な表情を見せるときがあります。
生誕祭について話したときは、まさにそんな表情でした。
わたしは杏海さんのこの表情が好きです。すごく綺麗だと思います。
少し話はそれますが、ある会場で会場入りする杏海さんと鉢合わせました。このとき、ものすごく真剣な表情だったのです。パワフル杏海ではありません。シリアス杏海です。その横顔は凛々しく、舞台に向かう気合に満ちていたように思えました。
でもあとから聞いたら、「テンション低かっただけだよ」。そりゃそうですよね。会場入りでニコニコしていたら、それはそれで怖いかもしれません。
閑話休題。
あと生誕祭について、こんな質問をされました。
杏海さんはお洋服が作れるアイドルです。実はスポニー衣装のデザインも杏海さんが手がけています。もちろん生誕衣装も自分で作ることは決めていたはずです。
質問されたのは、生誕衣装を「1着にするか、2着にするか」。2着となると着替えの時間が2倍になるし、用意する手間も2倍。大学との兼ね合い(卒業おめでとうございます!)もあるしリスクはかなり大きいです。
それでも、わたしは迷わずに答えました。
「杏海さんが主役なんですから好きなようにやっちゃってください」
質問の答えとしては的確ではありません。結局は杏海さんに答えを委ねています。でも本心でした。杏海さんが主役の生誕祭。杏海さんが決めたことであれば、ファンのひとりとしてそれを全力で受け止めます。
後日、生誕祭の見どころが杏海さんから発表されました。
そこには生誕衣装と生誕ドレスの文字。
「やりたいことを全部詰め込む」。杏海さんの意志を感じました。
望むところです。
杏海ワールド全開!!
「今日の主役はわたしー!!」
それが生誕祭はじまりの合図。
メンバーに私物のベイスターズユニフォームを着せ、カバーのソロでは2曲披露、「永遠フィロソフィー」では落ちサビを歌うなど、最初から最後まで星奈杏海ワールド全開。どこをかじっても杏海さんの味がするライブでした。
そこには一片の涙もありません。ただただ笑顔と黄色があふれる生誕祭です。
杏海さんの手続り生誕衣装と生誕ドレスは、どちらも愛らしさとかわいらしさと、ほんの少しの大人の女性らしさもあり、杏海さんの魅力をこれでもかと引き出していました。
さすが自分の持ち味を自分でわかってるし、見てほしいポイントも明確です。パワフル杏海、シリアス杏海、セクシー杏海。さまざまな顔を見せてくれてドキドキ杏海です。
そんなライブをわたしはAスペースの2列目、ド真ん中で見ていました。あまりのベストポジションに、「ここは杏海推しの方に譲ろう」と思ったほどです。でも一緒に行った奥さんに、「あなたはここ!」と固定されてしまいました。
こうなったら腹をくくるしかありません。いつも以上に気持ちを込めて黄色を振りました。
間近で見る杏海さんは終始楽しそうでした。メンバーも楽しそうです。そしてその楽しさが会場にあふれる。集合写真の撮影前にケーキにかぶりついたのも杏海さんらしさ。つまりは杏海さんがあふれた生誕祭。
とくに良かったのが、最後の「永遠フィロソフィー(フリ無しVer.)」です。メンバーが一列に並び、力強く歌い上げる。永遠フィロソフィーはワンマンでのお披露目以降、何度も聞いていますが、わたしが見たなかで最高の永遠フィロソフィーでした。
落ちサビを笑顔で歌う杏海さん。
はじめて会ったときと変わらぬ笑顔がそこにありました。
あなたの幸せ、わたしの幸せ
ファンの幸せとはなにか。ときどき考えることがあります。人気が出てほしい、売れてほしい、たくさんの人に見つかってほしい……。
たぶん、いろいろな幸せの形があります。
でも突き詰めて考えていくと、最終的にはここに行きつくはずです。
それは、「推しの幸せ」。
応援しているアイドルが幸せならば、そのファンも幸せになれます。
杏海さんとはいつも笑って話していました。杏海さんの笑顔を見ると、すごく幸せな気持ちになれるからです。杏海さんは人を笑顔にできる人です、幸せにできるアイドルです。
それを再確認した生誕祭でした。
「かわいいですね」とストレートに言うと照れる杏海さんも、「変なこと書かないでよ」と釘をさす杏海さんも、いたずらっぽくレスをくれる杏海さんも、笑顔からふっと真顔になる杏海さんも、メンバーとわちゃわちゃしている杏海さんも、なによりアイドルとしてステージで輝く杏海さんも、すべてが杏海さんの魅力です。
今日の主役は、間違いなくそんな杏海さん。
そしてスポニーはひとりひとりがグループの大切な主役。
そう、スポニーの主役も杏海さんです。
主役の物語はまだまだ続いていきます。
「主役はつらいなぁ」
そう笑いながらも、それを背負う杏海さんを、これからも応援します。
星奈杏海さん、お誕生日おめでとうございます。
ますますの笑顔にあふれる素敵な一年になりますように。
たとえどんな未来が待っていたってだいじょうぶ。
杏海さんの幸せが、わたしたちの幸せです。
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