夢は明日を彩るためにあるんだよ――2025年1月16日パラレルサイダー小坂みおん生誕祭『Rose Maria』(SHIBUYA VIDENT)レポート

2025年1月16日にSHIBUYA VIDENTで開催されたパラレルサイダー小坂みおん生誕祭『Rose Maria』に行ってきました。

今回の生誕祭では、make mie(メイクミー)『ハロードリーマーズ』TENRIN『黎明ハイドアウト』のカバーしゅわしゅわさんチーム一夜限りの復活が発表されていました。

生誕祭は1年に1度、主役になれる1日。

そんな主役のみおんさんが作り出した生誕祭は、みおんさんらしさに溢れたものでした。

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しゅわしゅわさんチーム

場所はSHIBUYA VIDENT。公表されているキャパシティは250人。中央に段差があり、後ろからでも比較的見やすい会場です。

パラレルサイダー(パラサイ)やみおんさんのファンはもちろん、ゲスト効果もあってフロアはかなりの混雑でした。

そのゲストはこちら。

あず(Alcute!)
清見るん(アキシブproject)
真白そら(青春リグレット)
胡桃なな(踊れ!神風)

開演前、しゅわしゅわさんチーム一夜限りの復活を喜ぶ声が会場のあちこちから聞こえてきました。普段見ない顔の方々もたくさんいます。

これは大きなチャンスです。

しゅわしゅわさんチーム目当てできた方たちに、今のみおんさん、今のパラレルサイダー、今のフロアを見てもらえる。メンバーもその気持ちだったと思います。昔は良かったで終わらせない。昔も良かったけど今も良かった。そう思ってもらえるかどうかの勝負。

そこで自分ができるのは、いつも以上に盛り上げること。パラサイのステージをもっと熱くすること。はじめて見た方にもパラサイの熱を届けること。それが自分なりのみおんさんへの誕生日プレゼントのつもりでした。

そしてライブがはじまります。

普段のSEはなく、静かに現れるみおんさん。

小坂みおん生誕祭の幕開けは、みおんさんのソロ曲からでした。

「それは当たり前じゃなかった」

みおんさんの生誕衣装はチンチラをイメージしたかわいらしいものでした。パラレルサイダーになってブラック寄りになったみおんさんとは一味違った趣きです。

1曲目はみおんさんソロ曲『叫べ』。力強いメッセージとメロディで華々しく幕を開け、そこからの『パラレルサイダー』は震えるほどにかっこよかったです。パラレルサイダーという楽曲はとても重いです。でもその重さは悪い意味ではありません。重いからこそ、この楽曲はより輝きを増します。

続けて『Ideal world』『ANSWER』『サマーサイダー』と激しい楽曲を連続で畳みかけて最初のMCに。

そのあとお待ちかねのしゅわしゅわさんチーム復活コーナーです。

自分はしゅわしゅわ時代のみおんさんを知りません。当時のフロアの様子もわかりません。ただ後ろのほうから眺めていて、きっと暖かいチームだったんだろうなと思いました。みおんさんの優しさの源流はここにあるのかもしれません。

復活のパフォーマンス後、MCを挟んでmake mie『ハロードリーマーズ』。この曲については後ほどじっくりと。

TENRIN『黎明ハイドアウト』は周りのヲタクさんに乗っかり、ここからラストスパートです。

次に披露された『流星トワイライト』は新パラレルサイダー初の楽曲。かっこよさに全振り。新パラサイの方向性を印象付ける曲です。みおんさん本人にも伝えましたが、1サビラストのみおんさんがまじかっけーので要注目です。

『Look Back』『青い鳥の在処』、ラストは『星空Goodbye』

星空締めはぐっときました。

グッドバイ また夜空を見上げたまま
キミのことを考えてる
グッドバイ ほら大切にしすぎてた
今となっちゃ想い出たち
数えてももう増えないよ
それは当たり前じゃなかった
それは 宝物になっていくんだ

メイクミーから新パラレルサイダーになって、この歌詞がより沁みるようになりました。今はここを聞くたび泣きそうになっています。

しゅわしゅさんチームにも、メイクミーにも、きっと新パラサイにもあてはまる歌詞。

それは宝物になっていくんだ――

この曲が最後で良かったです。

終始盛り上がった最高の生誕祭の締めにふさわしいチョイスでした。

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ハロードリーマーズ

メイクミーからパラレルサイダーへの改名が発表されたとき、なんで?で頭が埋め尽くされました。納得がいかなければ理解もできない。まだ1年とちょっとじゃないか、これからじゃないか、見切りをつけるには早すぎるのではないかと。

でもすぐに、まあいいかと割り切れました。

なぜなら過去にパラレルサイダーからメイクミーに改名されたとき、パラサイ楽曲を引き継いだからです。なのでパラサイに名前が戻ったとしてもメイクミーの曲はやってくれる。メイクミーという形がなくなるのは寂しいけど、曲を引き継ぐなら受け入れられる。

そう思っていました。

しかし現実は違いました。

メイクミー楽曲の封印が宣言されたからです。

今だからはっきり言いますが、それを知ったときもう無理だと思いました。メイクミーの応援に全力を注いだつもりです。それがすべて否定された。これは改名じゃない。メイクミーの解散だ。だったら自分も区切りをつけよう。本当にそう考えていました。

だから新パラレルサイダーのお披露目にも行きませんでした。行けなかったというのは言い訳です。行こうと思えば行けました。でも行かなかったのは自分なりの決別の形でした。

ではなんで結局決別できずに通い続けているかというと……結論から言えば、やっぱり好きだったんです。一度離れて、好きという気持ちによりはっきりと気づいてしまいました。

なので以前と同じように応援を続けていますが、どうしてもひとつ心残りがあります。

それはメイクミーにちゃんとお別れを言えなかったこと。

形としては改名なので、現体制終了ライブも特になくぬるっとパラレルサイダーに変わりました。ここで終わりなんだという気持ちの整理がつけられなかったことがずっと引っかかってました。

だからみおんさんが生誕祭で『ハロードリーマーズ』をカバーすると発表したとき、勝手な想像ですが、みおんさんからのお詫びだと思いました。お別れもできないまま終わらせてごめんねと。

それを踏まえて生誕祭でのハロドリ。あの頃と同じ気持ちで、あの頃以上に楽しみました。この先どうなるかはわかりません。もしかしたらパラレルサイダーとしてメイクミーの曲が復活するかもしれません。

でも「今までありがとう」「さようなら」の気持ちで、メイクミーの曲を見送れた。やっとメイクミーにお別れを言えた。そのことがたまらなく嬉しかったです。

みおんさんの生誕祭なのに、みおんさんからの大きなプレゼント。

感謝の気持ちでいっぱいでした。

叫べ――!

どのメンバーもそうですが、みおんさんは特にコールを喜んでくれます。パラレルサイダーになってよりそれが顕著になりました。煽りもオラオラ系。みおんさんの煽りがかっけー!と自分の周りでも話題になっています(本当に)

そんなみおんさんのソロ曲のタイトルは『叫べ』

「夢は諦めるためにあるんじゃない 夢は叶えるためにあるんだよ」

みおんさんの夢はなんですか?

直接聞いたことはないですが、この日の景色がひとつの夢の到達点だと思います。

みおんさんからの愛が溢れた生誕祭。
みおんさんへの愛が叫ばれた生誕祭。

間違いなく、みおんさんだからこそ作り出せた景色です。

そして次なる夢へ。

どんどん夢を語ってください。
どんどん夢を追ってください。

「夢は明日を彩るためにあるんだよ」

みおんさんの夢が彩るパラレルサイダーの明日。

一緒にたくさんの夢を叶えていけますように。

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