2021年12月28日に開催された「ッスッゴイライブ-3rd ANNIVERSARY-」に行ってきました。出演グループは30組、およそ11時間にわたる長時間ライブです。もちろん、すべてを見る必要はありません。お目当てや気になるグループだけを見るのがスタンダートだと思います。
そんなライブを11時間、ぶっ通しで見てきました。暇人か!暇人だよ!うそ!仕事さぼったよ!(一番だめ)
これから、そこで見た全グループのライブをレポートします。毎度のことになりますが、歌唱力やパフォーマンスの技術的な内容は一切ありません。ステージ外のことであっても、感じたことを感じたままに書きます。
また、特典会に参加して、見逃したグループがあります。そちらのレポはありませんので、あらかじめご了承ください。
記事はpart1からPart3まであります。
Part1 ※この記事です(白夜のカフカ、ZeroProject選抜、あげもん!、LOVEME、ツキアト、YUMEADO CiTORON、Hey!Mommy!、ベイビークレヨン、転校少女*)
Part2 (なんキニ!、I MY ME MINE、テラス×テラス、SAISON、タートルリリー、alma、じーくらむ!、ミスティア)
Part3 (ルルネージュ、ピュアリーモンスター、INFIY∞、透色ドロップ、Sweet Alley 、DREAMING MONSTER、 エラバレシ)
すべてを読むのは大変だと思うので、気になるグループだけでもぜひご覧になってください。
でも通して読めば、わたしの汗と涙の11時間を追体験できますので、お時間ある方はまるっとすべてを読んでみませんか。もしかしたら興味のわくグループがあるかもしれません。そしてそのあとは、ブログの全記事をチェックお願いします。このブログのファンになってください!(図々しい)
では、いってみましょう!
ッスッゴイライブのッスッゴイライブレポ、開幕です!
白夜のカフカ
初見のグループです。
長時間ライブのトップバッター。ライブの開始時間は10時20分と早く、まだ朝の気配が漂う会場の雰囲気は、とても重く感じました。観客の入りもまばらです。そこにきて、まだデビューして一か月の白夜のカフカ。
あえてそのまま書きますが、サイリウムを振る人も、立ち上がる人も見当たりませんでした。拍手こそあれど、どこかアウェーの空気感です。
そんななか、白夜のカフカは、全力のパフォーマンスを見せました。グループのコンセプトは、「暗闇に染まらない夜の街を羽ばたくバード」。まだその鳥は、夜闇に紛れて見えないかもしれません。しかし、諦めずに羽ばたき続ければ、必ず誰かの目にとまる。
現に、会場で直接見た人は、白夜のカフカのパフォーマンスが心に残ったはずです。すぐ忘れられたとしても、大切なのは積み重ね。
いつかくる雄飛、天高く、誇り高く舞い上がるとき、「このグループ前に見たことあるんだよね」、そう言える日を願っています。
ZeroProject選抜
初見のグループです。
総勢125名以上の大規模アイドルプロジェクト。その選抜メンバーによるパフォーマンスです。
衣装が華やかで、スカートの広がりがキュートでした。ただ申し訳ないことに、そのほかに特筆すべき個性が見当たりませんでした。でもそれは、何物にでもなれる可能性を秘めているということです。
ZERO PROJECTは、アイドルの実力の定義について、こう記載しています。
アイドルには様々な技術や能力が求められます。
「ダンス」「ボーカル」「ビジュアル」「トーク力」、そして何よりも最も大切なのが「人間性」です。
人間だれしも個性があります。個性は、際立つものもあれば、見えにくいものもある。そんな個性を「コンセプト」で縛らず、自由に表現させる。結果、それで個性が薄くなっても、人間性を見せることに重きを置く、それがZeroProjectの本質に感じました。
あげもん!
初見のグループです。
Q「あげもん!ってどういうグループなのさ!」
A「あげもんです」
あげもんです。まじあげもんです。SEあげもんです。イントロあげもんです。歌詞あげもんです。振り付けあげもんです。衣装あげもんです。メンバーあげもんです。もうあげもんしつこい?でもあげもんです。
どうですか、気になったでしょ?忘れられなくなったでしょ?
あげもん!は本当にそういうグループです。一度見れば、「ああなるほど、これがあげもん!ね」と理解できるはずです。最初から最後まで一貫したあげもんスタイルにすっかり引き込まれました。
楽しく陽気に激しく、そしてHOTに!
みんなまとめて今日からチームあげもん!
LOVEME
初見のグループです。
めっちゃピンク。視界全部ピンク。ピンクが押し寄せてきます。ピンクのTHEアイドル!
でもピンクって、直視するのがちょっと恥ずかしいですよね。自分の汚れた目線で汚したくないというか。もし特典会に行ったら、どこを見ていいかわからず、ずっと足を見てそうです。(それはそれでヤバい)
でも、見るのが照れちゃうぐらい似合っているんです。ピンクを着せられているのではなく、ピンクがこのグループを選んだ。そんなことすら考えてしまいます。ピンクの妖精、ピンクの天使、ピンクのアイドル。
そんな彼女たちのパフォーマンスを見ていると、気づけば心もピンク。おじさんの心をピンクにするなんてたいしたもんですよ。おもわずLOVEME!私を愛して!と言いたくなります。おじさんのLOVEME、受け取ってくれますか?
……あれ、誰とも目が合わないんですが。
月に足跡を残した6人の少女達は一体何を見たのか…
初見のグループです。
とても落ち着いた雰囲気で魅せてくれました。ノリと勢いで沸かせるアイドルもいれば、 「月に足跡を残した6人の少女達は一体何を見たのか…」 のように、自分たちの世界観を見せ、自然と目を向けさせるグループもいる。改めてアイドル、奥深いです。
「月に足跡を残した6人の少女達は一体何を見たのか…」というグループ名自体に物語性がありますが、パフォーマンス自体も、パワフルな歌声に、奥行きを感じさせる振り付けで、まるでミュージカルを見ているようでした。
すべて見終わったとき、ほっと息をついたのがその証拠です。目の離せない大作映画を見終わった気分でした。でも、彼女たちの物語は終わらない。グループ名の答えが見つかるその日まで、この映画は終わりません。
その壮大すぎるグループ名。名乗るたびに笑われてもおかしくない。気恥ずかしさもあるかもしれない。でも彼女たちは、堂々とグループ名を言いました。堂々とパフォーマンスしました。だから、だれも笑いません。笑わせないだけの自信と誇りに満ちたステージでした。
YUMEADO CiTORON
初見のグループです。
いや、これはまずいって……これはダメだって……。
なんとメンバーは小学生と中学生。初々しいというか、瑞々しいというか、いや、なにか言うたびに犯罪めいてしまうのですごく言葉選びが難しい。ひとつ言えるのは、あまりの愛くるしさに抱きしめたくなるってことです。お願いですから通報しないで……。
ただ、子どもと侮ってはいけません。そこはアイドル。パフォーマンスはきっちりです。
にしても、ついつい小学生メンバーに目がいって、がんばれ!がんばれ!と思ってしまうのはいかんともしがたい。まるで我が子を見ているようです。我が子いませんが。
彼女たちも特典会ってあるんですよね。並ぶのか、並ぶのか、俺氏……。
Hey!Mommy!
初見のグループです。
モデルさんのようなスタイルに脚線美。衣装もセクシーです。そしてそのルックスを活かした華麗なパフォーマンス。(脚だけでなく)すべてに見惚れました。
でも彼女たちの良さはそれだけではありません。とにかく個性が爆発しています。ひとつ例をあげると自己紹介。一般的には、軽く手を挙げ、「はい!(〇〇担当の)〇〇です!」と名乗りますが、Hey!Mommy!は一味違います。
「はい!」ではなく「へい!」。「へい!〇〇です!」。
返事は「へい」じゃなくて「はい」でしょ!なんて言うのは野暮ですよ。わかりましたか?(へい!)
あと、「Hey!Mommy!です!」の決めポーズで、片足をあげるのですが、毎回メンバーがふらふらします。本当はぴたりと止まって決めるところなのかもしれませんが、このフラフラがかわいいんですよ。
甘やかしすぎ?いいじゃないですか、かわいかったんだから!アイドルは良いところを褒めてなんぼですよ!(へい!)
ベイビークレヨン
初見のグループです。
まずはじめに書きます。今回、目頭が熱くなったグループが、二組ありました。一組はお目当てグループ、そしてもう一組がベイビークレヨンです。たぶんあと1曲あったら、涙がこぼれたと思います。
涙の理由。曲が良いのはもちろんです。かわいい、きれいなのも、もちろんです。でも言ってしまえば、それは最低ライン。どのグループもクリアして、ここに立っている。それだけで泣いていたら、全グループ泣くことになります。
ではなぜか。MCで彼女たちは、「日本一をめざす」「東京ドームをめざす」と宣言しました。あとから公式twitterを確認したら、そこにもそう書いてあります。
アイドルという樹海に迷いそうなとき、指針になるのは志(こころざし)。無理、無茶、無謀、そんなのは全部わかっているはずです。いや、わかっていない。無理だなんて思っていない。本当に叶える、実現させる、強い意志をもって、いばらの道を進む覚悟を決めている。それがパフォーマンスから伝わってきました。
彼女たちが進む道の先にある未来。ぜひ確かめさせてください。来年からその背中を追います。
転校少女*
初見のグループです。
清楚さを感じる衣装で激しいダンス、そのギャップに驚きました。でもなにより驚いたのは、MCの言葉。
「来年解散しますが――」
解散?最初は聞き間違いかと思いました。まさか解散が決まっているグループだと思わなかったからです。
パフォーマンスを見るとき、「先」を想像します。次に見たらどんな気持ちになるのか。その未来にワクワクする気持ちが、どのグループを見ているときもあります。なのに、もう「先」はない……。
永遠に存続するグループなんてありません。ひとつひとつのステージが、いつか訪れる解散へのカウントダウン。でも、明確に終わりの日が決まったとき、そのステージになにを思うのか。なにを考えてパフォーマンスしているのか。そんなことを考えながら見ていました。
転校少女は、ひと言も話すことなく、また遠くに転校していきます。けど、最後にその笑顔を見れたこと、それは大切な記憶として心に残しておきます。
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Part1 ※この記事です(白夜のカフカ、ZeroProject選抜、あげもん!、LOVEME、ツキアト、YUMEADO CiTORON、Hey!Mommy!、ベイビークレヨン、転校少女*)
Part2 (なんキニ!、I MY ME MINE、テラス×テラス、SAISON、タートルリリー、alma、じーくらむ!、ミスティア)
Part3(ルルネージュ、ピュアリーモンスター、INFIY∞、透色ドロップ、Sweet Alley 、DREAMING MONSTER、 エラバレシ)
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