2021年11月30日INFIY∞新曲発表「閃光ジャーニー」(新宿WALLY)ライブレポート――はじめての声出しライブで見たものは?

INFIY∞(インフィ)の新曲発表ライブに行ってきました。

今回のライブは、声出し&移動OK。

ほんの1週間前に、はじめて地下アイドルのライブに触れた自分が、そんな世界に飛び込んでどうなったか、そこでなにを見たのか、生きて帰ることできたのか。

INFIY∞の魅力を掘り下げるとともに、じっくりレポートしていきたいと思います。

イベント概要

11/30(火)
INFIY∞ 新曲発表「閃光ジャーニー」

会場:新宿WALLY
開場:19:40
開演:20:00

料金:優先入場1000円 / 通常0円
(入場時1ドリンク必須)

出演者
INFIY∞

苦手を越えるきっかけ

いつものように、ライブ本編のレポートは次の項目になります。そちら目当ての方はマサイジャンプ(このフレーズお気に入り)をお願いします。

今回のライブは、INFIY∞新曲発表ライブです。メンバーのKAEDEさん作詞、『閃光ジャーニー』というタイトル、もう期待しかありませんでした。

KAEDEさんは、『Moonlight Hero』の作詞も手掛けています。 『Moonlight Hero』は、「INFIY∞ってどんなグループ?」という問いに、真っ向から答えた曲だと思っています。イメージ、コンセプト、そして、グループの目標と未来。すべてが詰まった名曲です。

そのKAEDEさんが、次にどんな詞を生み出したのか。あとから映像で見るのではなく、初解禁の場所で受けとめたかった。それが今回、参加を決めたきっかけです。

でも、今回のライブは、参加をためらう、3つの「お初」がありました。

それは、
・(ライブハウスでの)声出しOK
・単独ライブ
・ぼっち参戦

です。

コロナ禍前に参加した乃木坂46のライブでは、当然コールOKでしたが、小規模のライブハウスでは、はじめての経験です。正直、めちゃくちゃ不安でした。地下アイドルのコールありライブといえば、メダパニ(ドラクエの魔法)をかけられたの如く、フロアでダンスダンスレボリューションしながら絶叫するファンの映像が頭をよぎるからです。

さらに、単独ライブ。INFIY∞しか出演しません。ということは、全員がINFIY∞ファン。フロアが爆発するほど盛り上がるのは目に見えています。テンションのあがったファンに胴上げされ、そのまま地面に叩きつけられたらどうしよう……。

そして今回、知り合いは誰もいません。実は以前のライブでは、INFIY∞を紹介してくださった恩人の方が参加していました。その方がいたからこそ、一歩を踏み出すことができたのです。でも、その方はいません。心細さマックスです。

そんな不安材料もあって、実はずっと参加を迷っていました。チケットを購入したのも前日のことです。当日になっても迷いは消えず、何か理由をつけて参加を辞退しようかなと、本当に直前まで思っていました。

いや、そんな無理して行くことないじゃん。そう思われる方も多いと思います。本当にその通りです。今までであれば、間違いなく行かなかったです。

でも最終的に、「新曲を聞きたい!」という欲が勝ったのです。これがどれほどすごいことか。それを伝えるために、ここまで長々と書きました。

数々の不安材料を吹き飛ばすほど、INFIY∞には魅力がある。それが、この項目で一番伝えたかったことです。「どれだけ怖がってるんだよ」と思っても、そっとスルーしてください。

ファンとメンバーが溶け合う空間

会場は、新宿にある「新宿WALLY」です。開演が20時だったので、19時50分ぐらいに入場しました。確保したのは、後方の隅っこ。個人的にベストポジションです。フロアには多少の段差があり、後ろからでも見やすい作りになっていました。

会場を見渡し、まずその熱気に驚きました。これまでとは明らかに違います。これから戦いがはじまる。そんな緊張感と高揚感に満ちた雰囲気に、完全にびびってたじろいでしまいました。早くこの雰囲気を楽しめるようになりたい……。

そしてライブがはじまります。
そしてライブが終わりました。
ー完ー

いやネタではなく……。本当にこのぐらいの感じだったんです。新曲を含む全7曲。体感で一瞬。まさに刹那でした。いつもはメモ帳を持ち、曲の合間や演者さんの入れ替わりのときにぱぱっとメモするのですが、その余裕も一切なく、気づいたら終了です。大げさではなく、時間を飛び越えた感覚でした。

なんとか記憶をさかのぼると、まず、コールの迫力は凄まじかったです。

ここで喉がつぶれても良い。その覚悟をもって全力で叫ぶ。以前の自分だったら、「いや、そこまでしなくても……。もっとステージを楽しもうよ」なんて思ったかもしれません。

でも、生で見たら、そんなことはとても思えません。かっこよかった。ひたすらにかっこよかったです。明日のことなんて考えずに全身全霊でコールする。メンバーもそれに応える。相乗効果でパフォーマンスがどんどん良くなる。会場の雰囲気もあがっていく。

それは、演者と観客のキャッチボールでした。演者からのボールに、ファンはコールで答える。ああ、ファンもまたメンバーのひとりなんだな。そうしみじみと思いました。

もちろんコールをせずに、じっくり見るのも楽しみのひとつ。いろいろな楽しみがあわさって、メンバーとファンが溶け合う。そんな不思議で、素敵な空間でした。

あ、ひとりで参加してる方も多かったので、そこまでの心細さは感じませんでした。あと、テンションのあがったファンに雪崩式ジャーマン(プロレス技です)をくらうこともなく、心配は全部杞憂に終わりました。多少の息苦しさはありましたが、これはもう慣れるしかありません。あの狭さが醍醐味というのもありますし。

ともかく、きてよかったー!と心から叫びたいです。直前で逃げなくてよかったな自分!

視線が合わせられなくて、冬

では、わたし自身、ライブ中にどうだったかというと……

コレ(↓)です。

後方隅っこで棒立ち!それがわたしだ特定班よろしく!

サイリウムを振り回して、全力でコールして……まではできなくても、せめてメンバーの振り付けを真似るとか、いろいろやれたはずなんです。でも、人の目を気にする悪い病気が発動して、今回はできませんでした。それでも、徐々に慣れてきた感触はあるので、ちょっとずつ、ちょっとずつ地蔵を卒業していきたいです。

ただ、楽しんでいないように見えていたら申し訳ない。本当に楽しかったです。それは絶対に伝えたいです。

しかしですね、地蔵卒業の前に、新たな課題が飛び込んできたんですよ。

それは、メンバーと目線を合わせること。

メンバーがファンに視線を送ったり指を差したりする。通称「レス」これ、何度かあった気がするんです。今までは、勘違いだよな?勘違いだよね?と思っていましたが、今回は「確実にこちらにレスしてる!」と思う瞬間が何度もありました。会場隅っこで地蔵スタイルは意外と目立つのかもしれません。

レスなんてもらえたら、普通は「ひゃっほーい!」じゃないですか。いくら小さい会場とはいえ、大勢のファンのなかでレスをもらえるなんて最高にハッピーです。

それが……

あ! 視線がきてる! どうしよう!
(さっと視線を外すわたし)

もうね、あほかと。そこで視線を外してどうするんだと。ライブの醍醐味なんだと思ってるんだと。コールしなくていい、振りをしなくてもいい、後方で彼氏面してもいい、でも、視線は外すなよ!外されたほうがつらいだろ!!

ただまあ……やっぱり勘違いだと思うんすよ。まだライブ3回目っすよ。特典会で話したのもメンバーそれぞれ1~2回だけっすよ。後方で地蔵になり、ときどき壊れたおもちゃのように手を叩くやつにレスなんてくるはずないんすよ……。

そんな自虐で自分を慰めていたら、おもわぬところから追い打ちが。

それは、AMIさんと特典会でお話していたときです。一字一句正確に覚えてはいませんが、こんな感じのことを言ってくれました。

AMIさん「いるのわかってたよ。見てたんだけど、目、合わなかったなぁ」

があああああああああああああああああああああああ!!!!!(壁に頭を打ちつける)

最重要課題:視線を合わす

『閃光ジャーニー』

さて、では本日の一番の目的、新曲『閃光ジャーニー』の話を。

イントロが流れた瞬間、自分の判断は間違いではなかったと確信しました。そこには、思い描くINFIY∞の姿が、好きなINFIY∞の姿がありました。やっぱりINFIY∞のことを誰よりも理解しているのはメンバー全員であり、KAEDEさんなんですね。

INFIY∞はアイドルでありヒーローです。いつだって傍にいる。どんなときも笑顔にしてくれる。「僕」にとって一番大切な人のために、誰よりも強くなると誓ったヒーローです。

そして彼女たち――『Moonlight Hero』は、閃光を掴む旅へ出発しました。閃光は一瞬の光。刹那の光です。なぜそんな刹那を求めるのか。「君」のためです。

――何度も描いた未来には追いつけなくても、きっともう一度光っていける。

それを証明する旅、『閃光ジャーニー』。

――思い通りにはいかないさ。でも明日は来るからさ。乗り越えていこう、前向いて。

彼女たちは、自分たちが輝くことで、過去ではなく、現在の尊さを教えてくれます。「がんばれ!」ではなく、「わたしもがんばるから一緒にがんばろ?」と言ってくれる。それがINFIY∞の優しさであり強さ。

星降る夜にHeroとなった「僕」は、光を求める「君」のために、いま、閃光の旅へ。その胸には、「with」の精神。ひとりじゃないから、一緒の強さを知ったから、もうなにも怖くない――。

……と、そんな感じに、言葉が次々と溢れる曲でした。伝わった?伝わらない?とにかく聞いてみてください!そうすれば、なんとなく伝わるはず!(最後は丸投げ)

とにかく、すっごく良い曲でした!何度でも何度でも聞きたいです!

思い通りには行かないさ

ライブも終わり、特典会の時間です。

今回は、『1分トーク・サイン有のツーショットチェキ券』をメンバー分(5枚)、購入しました。やっぱり全員に、「きてよかった!」という思いを伝えたくなっちゃいます。直接この思いを伝えられるなら、チェキ券なんて安いものですよ!!(奥さんにどう説明しよう……)

ただ、会場の都合か、単純に自分のまごまごタイム(それだよ!)が長かったのか、全員回ることができませんでした。でもチェキ券は、次回に持ち越せるので、そこまでのショックはなかっ嘘ですめっちゃショックでしたもうまごまごタイムやめますマジで。

今回は、MEGさん、KAEDEさん、MOKAさん、AMIさんとお話できました。

いやー、改めて1分って長いですね。挨拶をして、ライブの感想を言って、反応をもらって……まだ時間がある!?どどどどどどうしよう!と動揺してしまいます。女の子慣れしてないのがバレバレ。しかたない。だって女の子と話す機会なんてほぼないんですから。奥さん?うん、それはまあ……。

MEGさんとは「アイドルとして嬉しいこと」を話し、KAEDEさんから『閃光ジャーニー』について聞き、MOKAさんに「手がうるさい(かわいい)」仕草を間近でもらい、AMIさんから「見えてたよ」という会心の一撃をいただき、胸いっぱいお腹いっぱいの特典会でした。あと数分あればLILIAさんも並べたのですが、次回、真っ先に飛んでいきますからね!

ただ、どうなんでしょう。全メンバーに並ぶって、「KSDDが!帰れ!」と思われてるんですかね。そんなことを気にしちゃうのも悪い癖……。ただ並びますよ、これからも5人に。5人が大好きですから!(でも裏では、「君だけだよ」とか言っちゃう最低野郎なのであった)

さあ、これにてライブは終了です。おつかれさまでした。楽しかったー!

誇り高きアイドル

地下アイドルと聞くと、どうしても悪いイメージがつきまといます。他のグループと比べて、わたし(たち)なんて……と落ち込むこともあるかもしれません。もしかしたら、胸を張ってアイドルと名乗れない場面もあるのではないでしょうか。

でも自信をもってください。アイドルは誇り高き職業です。笑顔ひとつ、目線ひとつ、言葉ひとつで、多くの人を幸せにできる。人が持つ無限の可能性、その象徴がアイドルです。

もちろん、綺麗事だけで世の中は動きません。いくら自信を持っても、数字に結びつかなければ、活動自体がままならなくなります。

だからこそ、です。

アイドルである自分たちに誇りと自信をもってほしいと思います。その土台があれば、何度でも挑戦できます。

INFIY∞はすばらしいグループです。たった3度ですが、実際に見てそれを強く感じました。あの場にいた人たちも同じ気持ちだと思います。

実は今まで、INFIY∞のファンだと名乗れませんでした。知ってからたった数ヶ月、一番つらい時期を見ていません。経験も知識もない。だからずっと、「外側から見たINFIY∞」を書いてきました。

でも、ライブでINFIY∞の本気を見て、本気の鼓動を聞いて、やっと「内側」に入れた気がしました。これから胸を張ってINFIY∞ファンを名乗らせていただきます。

あなたたちが諦めなかったから、ここで出会えた。その奇跡に感謝します。そしてその奇跡は、これからも多くの人を結び付け、たくさんの人を笑顔にしていくはずです。

アイドルになってくれて、ありがとうございます。

どうか信じた未来図へ。閃光となって輝くINFIY∞の旅が、幸福に満ちあふれますように。

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――帰り道。

どしゃぶり!!

ほんと、思い通りには行かないさ……でも明日は来るからさ!乗り越えていこう前向いて!(ずぶ濡れ)

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