「それを人は運命と呼ぶんだぜ」――対バンライブで見つけた運命の赤い糸

地下(ライブ)アイドルの世界を知って、約10ヶ月が経ちました。現場にも行くようになり、だいぶこの世界がわかってきましたが、それでもまだ指先ひとつ分ぐらいしか理解できていないと思います。それほど広い。まるで底なし沼のような世界です。

そんな素人ドルヲタですが、「対バンライブでこんな楽しみ方をしています」というのをひとつ紹介させてください。

いろいろなグループが登場する対バンライブ。あらかじめタイムテーブルは確認しますが、初見のグループを前もって調べることはしません。SEで登場してはじめて、メンバーの人数や衣装、カラーを知る。この瞬間がたまらなく好きです。

登場するまでの期待感もあいまって、「どんなグループなんだろう?お!これは!!」と思うあの瞬間は癖になります。はじめて見る衝撃は、一生一度のもの。その衝撃が何度も味わえるのが対バンライブの魅力だと思っています。

そして、実際のパフォーマンス。ここにも、はじめての感動があります。はじめて聞く曲、はじめて見る振り付け。まっさらな気持ちで感じるすべてが新鮮です。

そんななか、ときどき、ひとりのメンバーに視線が吸い寄せられることがあります。

もちろん、そのメンバーのことはなにも知りません。思い入れを持つ要素もなにもない。正真正銘、はじめての出会いです。なのに視線が外せなくなる。顔が好き?声が良い?ダンスがうまい?理由はわかりません。

ひとつはっきりしているのは、そのメンバーがステージ上で輝いていること。

もちろん、ステージ上のメンバーはみんな輝いています。でも自分の目には、そのメンバーだけ違った輝きに見えるのです。キラキラとした姿は、まるでスターをとったマリオ。無敵です。無敵アイドルがそこにいます。

もうこれは運命としか言いようがありません。出会うべくして出会った。だって輝いて見えるんですよ。わたしを見て!と言わんばかりに。きっと運命の赤い糸で結ばれているのでしょう。間違いない。間違いないと言って!

でも、こんな現象は本当にマレです。この数か月で、それなりの数の対バンライブに行っていますが、はじめての出会いにも関わらず、はっきりと光り輝いて見えたアイドルは3人だけです。

もちろん、他のメンバーが劣っているわけではありません。なんというか、相性というか……、いや、本当に理由はわかりません。きっと、無理やり理由付けする必要もないです。だってこの出会いは、運命だから。そう思っていたほうが素敵やん?

今後、どんなキラキラ光り輝くアイドルに出会えるのか。それを楽しみに、これからもノー知識で対バンライブを楽しみたいと思います。

皆さんは、はじめて見て、「めっちゃ輝いてる!」と思ったアイドルさんはいますか?

最後に。

自分の目から見て、光り輝いていた3人のメンバーを紹介します。もちろん、特典会にも行きました。これからも、この運命の赤い糸は大事にしたいです(小指をたててニヤニヤ近づく)。

……ちょ、ちょっと引かないで!

恋咲ひなさん(じーくらむ!)

南あすかさん(Milky✳︎Sphene)

白浜あんずさん(純真アムレット)

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