幸せはどこにある。幸せはここにある。――INFIY∞(インフィ)へ感謝を込めて

これまでINFIY∞(インフィ)についていくつも記事を書いてきましたが、この記事が、解散前に書く最後の記事になります。

振り返れば、INFIY∞をはじめて知ったのが、2021年6月29日。ある方からの紹介でした。これがすべてのはじまり。地下アイドルの世界に足を踏み入れた最初の一歩です。それからグループを調べ、どんどん好きになり、2021年11月22日、はじめて生のINFIY∞を体感します。

そして2022年2月4日、解散発表。

それらの歴史は、すべて記録として残してきました。ひとつひとつが大事な思い出です。その思い出の最後に紡がれるはずだった3/16(水)新宿BLAZE INFIY∞ ONEMAN LIVE〜3年目の正直〜、そして、3/21(月祝)新宿MARZ INFIY∞ LAST GIGS 〜Thank you for YOU!〜

そのどちらにも参加することができません。コロナに感染してしまいました。最悪のタイミングです。感染するにしても、もう1ヵ月、いや、1週間早ければ……。

でも、そんなことを考えても、最後を見届けることができない事実は変わらない。受け入れなくてはいけません。それに、悔しい!を連発して、最大重要ライブに向けてテンションを上げているメンバーの足を引っ張りたくありません。

だから、気持ちを切り替えました。

もちろん、もう会えないのは寂しいです。ただ、共に歩んだ時間を振り返り、しみじみと思うんです。

ああ、幸せだったな、と。

動画を見てワクワクして、直接見て感動して、特典会でおしゃべりして、チェキにサインを書いてもらって、SNSの画像にときめいて、リプ返で恋をして……、その時間は、本当に幸せでした。

KAEDEさんのtwitterのプロフに、こんな一文があります。

「絶対幸せにするよ 。約束する 。」

この言葉に間違いはありませんでした。幸せにするよ。そう、とっくの昔から、幸せだったんです。INFIY∞に出会えた瞬間から、幸福な日々がはじまっていました。

最後のライブに行けなくても、最後に直接お礼が言えなくても、この幸福な日々が消えるわけではありません。幸せな記憶とともに、いつまでも心に残り続けます。

そして、一番の幸せはなにか。それは、メンバーのみんなが幸せでいること。幸せな空間で、最後の最後まで駆け抜けること。それ以上の望みはありません。

INFIY∞の3年間。そこで出会ったたくさんの人の想いが、彼女たちを輝かせ、きっと明日、最高の景色を見せてくれるはずです。いや、はず、ではありません。必ずなります。

だってINFIY∞ですよ?

INFIY∞ならだいじょうぶ。INFIY∞ならきっと想像以上のものを見せてくれる。その期待値こそ、INFIY∞の歩んできた歴史。

すべてを背負って立つ夢舞台。多くの方が目撃し、夢の空間に包まれることを願っています。

では、激励と感謝の意味を込めて、メンバーひとりひとりにメッセージを贈ります。

実は、INFIY∞のみならず、地下アイドルも含めて、はじめて特典会でお話したのがMOKAさんでした。今だから書きますが、「最初はMOKAさん!」と決めていたわけではありません。ド緊張で誰の列にも並べないなか、そのとき、ちょうど列が途切れていたMOKAさんに飛び込みました。

最初の印象って、すごく大事です。もしここで、特典会が嫌な記憶になったら、ここまでハマったかわかりません。でもMOKAさんは、MOKAさんのまま、明るく、優しく、うるさい手(褒め言葉)で迎えてくれました。

それからずっとMOKAさんには癒されています。

MOKAさん、ありがとうございました。

その優しさ、会場を突き抜け、世界に響かせてください。

特典会ではMEGさんのテンションに圧倒されっぱなしでしたが……。その元気の裏で、人一倍悩んでいたと思います。もしかしたら、アイドルの辛さを一番知っているのがMEGさんかもしれません。

それでも、悩み苦しみながらも、ここまできた。それは紛れもなく、MEGさんの力です。たくさんの人に支えられたのなら、「支えたい」と思わせるだけの魅力がMEGさんにあったからです。

アイドル、楽しかったですか?
アイドル、やりきれましたか?

そんな無粋な質問はしません。いまのMEGさんの顔を見れば、その答えがわかります。

MEGさん、ありがとうございました。

最後は幸せな記憶を。だいじょうぶ、MEGさんなら、最高の景色を作り出せます。

ライブに行きはじめた頃、自分の「ライブの見方」に不安を感じていました。周りがペンライトを振り回し、ノリノリになるなか、後方で地蔵スタイル。狭い会場です。自分が会場の一体感を乱しているような気になっていました。

これって迷惑かな……。

今となってはくだらない悩みをAMIさんにぶつけたことがあります。そんな「知らんがな」案件に、AMIさんは丁寧に答えてくれました。ひと言で言えば、「嬉しいよ」。どんな見方であれ、楽しんでくれることが嬉しい。

そうか、嬉しいと言ってくれるんだ。自分はここにいてもいいんだ。そう思えたとき、はじめてライブが楽しいと感じました。

AMIさん、ありがとうございました。

AMIさんからいただいた言葉、今も心の深いところに刺さっています。

地下アイドルの世界で、初恋の相手です。初恋の相手は、生涯忘れることはありません。だからLILIAさんのことも、ずっと忘れないでしょう。忘れてほしいと思われても、これはもうしかたないです。

いろいろなアイドルさんとたくさんチェキを撮りましたが、そのすべてが「ソロ」です。どのアイドルさんともツーショットを撮ったことはありません。それは、最初のツーショットはLILIAさんと決めていたからです。けど、その機会は作れずに終わってしまいました。

ただ、それも初恋っぽくていいですよね。苦い思い出として、でも、良い思い出として心に残り続けます。

LILIAさん、ありがとうございました。

LILIAさんを想う時間、間違いなく、青春でした。

最後だから正直に書きます。

KAEDEさんから嫌われてるかもしれない……と、ずっと思っていました。具体的に何かあったわけではありません。冷たくされたわけでもない。悪いのは自分です。KAEDEさんに一方的に思いをぶつけ過ぎました。

KAEDEさんのこと、本当に好きだったんです。本当にもっと知られてほしいと思いました。その小さな体に、あふれんばかりの夢を見ました。その結果、思いが先走り、無理難題な夢をぶつけてしまった。嫌われてもしかたありません。

それだけ、自分が入れ込んだのがKAEDEさんという存在です。

誤解を恐れずに言えば、INFIY∞とはKAEDEです。KAEDEさんの立ち振る舞い、向上心、描く世界、それこそINFIY∞です。

きっと明日のライブも、最後のライブも、KAEDEさんはINFIY∞を貫きます。そこにあるのは、INFIY∞の可能性です。もう終わるのに意味がない? 違います。ここからはじまるんです。KAEDEさんは、INFIY∞は、無限の記憶を刻みつけてくれはずです。

だって、INFIY∞のライブは、一度見たら、決して忘れられませんから。

KAEDEさん、ありがとうございました。

大好きです。

最後にメンバーの皆さんへ。

もしアイドルにならなければ、こうやって出会うこともなかった。

だから、アイドルになってくれて、ありがとうございました。

INFIY∞を好きになって、一片の後悔もありません。

最高に幸せでした。これからもずっと、幸せです。

さあ行ってください!

最高の景色を、全員で一緒に見ましょう!

そしてみんなも、どうか幸せに!

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